今回のお題は、弓道で離れの時に手首が曲がるときの改善法についてです。
「会の時までは押手の手首は真っすぐ。でも離れで左側に手首が曲がる」
というお悩みはソコソコ多い悩みです。
早速改善していきましょう!
手首が曲がる理由
そもそもなぜ曲がってしまうのか、それが分からないと進めません。
結論としては「弓を握りしめている結果」としておこります。
- 握りしめている為、弓は返らない。
- なので矢の勢いが出ない。しかも前にそれる。
- そのため弓を回すために手首を外に曲げてしまう。
この様な流れが起きてしまい、「手首が曲がる」結果が残ります。
手首が曲がる原因
少し原因を掘り下げましょう。
手の内が原因の場合
手の内が原因である場合、大三の取り方を見直す必要があります。
- 弓構え時、弓手の親指は外します。
- 打ち起こし、中指・薬指・小指の3本で弓を保持を行います。
- 大三、天文筋を軸に虎口で弓を回すようにします。親指はしかと起こし、側面を弓の側木に合わせます。この際に、手の内を入れすぎないように注意。
- 引き分けながら緩やかに手の内を入れましょう。
会の伸び合いが原因の場合
縦線を意識して腰を入れます。
縦横十文字を強く意識し、会では矢と肩の線を寄せます。
矢と肩の線が遠い場合は手首に負担がかかり、曲がります。
横線が強い場合も曲がる原因となるでしょう。
離れで手首だけで押し込むことが原因の場合
コツとしては弓手を全体で伸筋を使います。
虎口で弓をかけながら、ただ真っすぐ押します。
天文筋を支えに、親指を的に向ける感覚で離れましょう。
親指の位置・向きが原因の場合
- 会の時にすでに親指が的に向いてしまっている。
- 又は親指の爪が真上を向いていない。
- 会で親指側面部分が弓に当たってる。
長々と手首が曲がる原因と改善法をお伝えしました。
が、足りない部分も多々あると思われますので、師や上手い人にアドバイスしてもらうと良いと思います。
少しでも上手くなりたい人への助けになれたら幸いです。
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