◆ゆがけ(弽)とは
右手にはめる革手袋の事。鹿革です。
用途としては右手に装着するプロテクターと言うのが分かりやすいでしょうか。
弓具の中でも長く使うものです。10年から20年と扱っている方も珍しくありません。
◆ゆがけの手入れ方法
「でも難しんでしょう?」
そんなことはありません。日々のメンテンナスを行えば間違いなく答えてくれます。
そんなゆがけの手入れの基本からいきましょう。
それは、稽古に使った後、汗をかいたりして湿った状態のゆがけを放置しない事です。
出来れば陰干しをしておきましょう。
そう、たったコレだけなのです!
しかし夏は要注意です。日本特有のジメジメした気候で大変乾きづらいのです。
もしも乾ききらないときにはドライヤーで乾かす事を推します。
あまりにもジメジメが続くとカビが生えて悲惨なことになります。
◆ゆがけの不具合・消耗
しかし、弓道で日ごろ使っているとどうしても摩耗したり、不具合が起きてしまうものです。
長く使って愛着があったり、手に馴染んでいるのに、と言う事もあると思います。
そうなると、買い替えるのも戸惑ってしまうでしょう。
そんな時は「餅は餅屋」と言う事で弓具店で相談するのが一番。
修理を請け負ってるところもあるので、物は試しにどうでしょうか。
初心者の時に購入したゆがけをいまだに使っている方は意外と多いんじゃないでしょうか?
元々、ゆがけは「かけがえのない」の語源ではないかと言われています。
ゆがけは弓道の時に「かけがえのない」道具と言えるでしょう。
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