そもそも「早気」とは?
まずは広義的な意味で「狙いを定め、発射準備が完了する前に自身の意図に反して行動する事」です。
早気を経験する人は多く、悩む人もそれに伴い多い問題です。
弓道と似ているところが多いアーチェリーでも「ターゲットパニック」と呼ばれていたりもします。
弓道での早気
弓道で早気が発生するのは会の時です。
会の長さが短くなって何故困るのか?
確かに、速射などの場合には問題となりにくいでしょう。
しかし、少ない矢数で「正確」に射るとなれば話は別になるのです。
なるべく正確な的中を求めるには会をしっかりと行い、離れに繋げなければなりません。
上手くなりたい人は勿論、弓道をする人には大敵と言えるでしょう。
早気気味の原因は何か?
弓道でもっとも直すのが難しいと言われています。
そんな早気の原因は主に精神的なもの。
初心者である場合は技術的な場合もあるのでそこは留意してください。
精神的な早気はなぜ起こるのか?
弓を引く⇒指を離す、と頭が動作を記憶。
そして引いた瞬間に体が即座に指を離すように指示をしてしまう事で起きてしまうものです。
早気は弓道初心者が早い段階で的中率が上がり始めたころに陥ることが多いと言えます。
誰でも的中は気持ちが良い為、脳が記憶して求めてしまう結果早気に。
そして早気が起こってしまい結果として的中率が下がるという悲しいことに…。
早気の直し方
早気は精神的なものなので早気の確実な直し方はありません。
ですが早気の直し方で可能性が高い手段として、脳を変える方法があります。
大げさに聞こえるかも知れませんがやることは単純。
「会は長く保つもの」と脳に無理やり押し付けることです。
指を離さない状態での徒手練習や巻藁練習を行う事で「会は長く保つもの」と脳に誤認させることが可能です。
とはいえこちらはあくまでも基本的な直し方。
早気の直し方は精神的なもののため、人それぞれの部分がとても強いです。
そのように早気の直し方は千差万別。早気の直し方については実際に克服したことのある経験者に聞くと自分にあった早気の直し方が見つかりやすいと言えます。
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