手の内とは
弓道における弓の握り、その際の指の形や整え方を総合したものを「手の内」と呼びます。
初心者であれば「弓を握っている手の形だけじゃん?」と疎かにしてしまいがち。
が、弓道において重要で長い収れんが必要な部分なのです。
大体の人は経験によって身に着ける為、人に指導するのは難しい箇所と言えます。
「正しい手の内」のコツ
弓道が上手くなりたい初心者の為に、まずは大まかに説明します。
- 左手を弓の左側木に天文筋(手相で言う感情線のところ)をあわせる。
- そのまま小指・親指の根元を近寄らせて、中指・親指でわっかになるようにする。
- 親指のツメを上向きに。親指の根元~親指は直線に。
文字で見るだけだと分かりづらいので実際に確かめてみると理解が進みます。
注意するべきは、指先の力を抜く事。
握るのではなく、中指と親指のわっかの中に「弓を入れる」という感覚。
初心者はどうしても力加減が分からず握ってしまいます。
正しい手の内をマスターするには
弓道の手の内は習熟難易度が高く、大半の時間をかけてゆっくり正しい手の内に近づくものです。
一朝一夕では上手くいかないでしょう。
正直な所ここで書かれたことだけでのマスターは厳しいと言えます。
弓道の教本に書いている内容を読むだけでは困難。
研究を続けて、実際に射って、確認を行い、繰り返し行う事によって
正しい手の内をマスターしていくものだと私は思います。
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