そもそも徒手練習って?
弓道における「徒手練習」とは何か?
徒手の名の通り何も持たずに行う練習の事。
弓道は練習にも実技にも色々と物を使うことが多い競技ですが、徒手練習には必要なものはその身体一つでOKという気軽さがあります。
実際に多くの指導者やコーチが初心者に対して重視する練習と言えるでしょう。
何故、徒手練習が大切なのか?
弓道では「射法八節」という基本である射法を体に覚えこませるため、と言うのが主な考え方です。
場所を取らない事や弓、ゴム弓などの道具を使わない、というメリットも。
実際にどの競技や武道であっても「頭では理解できているが…」なんて言う事はよくあります。
なので、体にしっかりと覚え込ませる為には練習道具も無く、的もない状態で出来る、徒手練習は最適と言えるでしょう。
何故なら「的にあたるのか?」「弓力が強くて手が震える」等の余計なことに気を取られる心配が無いからです。
なので、しっかりと射法八節の八節の動作を思い返して、正しい射形を学びましょう。
「数が全て」とは言いませんが、繰り返し正しい動作を行うことは、確実にあなたを成長させてくれます。
徒手練習での注意点
「よし、じゃあ早速やろう!」というのは待ってください。
もし貴方が初心者であったならば、マイナスになる恐れもあります。
一人で、徒手での練習を行うと射形が乱れたり、変な射癖がついてしまう原因になりかねません。
なので、初心者のうちは、指導が出来るコーチの方や、先生などにちゃんと見てもらいましょう。
一度でわかったつもりにならず、何回でも見てもらい、指導してもらうことが大切です。
脱初心者!もう徒手練習は必要ない?
脱初心者はもう徒手練習は必要ない?と、言う事にはなりません。
スポーツや武道でも基礎は大事です。
中級者以上のかたにも行う機会は多いです。イメトレにも使えます。
試合や昇段審査などの公式な場で、事前に軽くチェックする為にも最適。
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