弓道において、ゴム弓での練習について
そもそも「ゴム弓」って?
それは棒にゴムを付けた練習道具です。
「なんか、ちゃっちくない?」なんて思われる方も多いかもしれません。
しかし、侮ることなかれ!
初心者は勿論、中級者以降もお世話になることが多い。意外にも優秀な奴なんです。
用途は弓を射るときに必要な射法を体に覚えさせることが大きな役割です。
「ゴム弓」の種類
大まかに2種類に分かれます。
・棒の端側にゴムがついたタイプ、先が二股に分かれていないパチンコのイメージです。
・棒の両端にゴムがついたタイプ、こちらのほうが弓と同じ感覚で扱えます。
ゴム弓で行う練習
大多数の弓道人が行うゴム弓での練習は射法八節と言って、弓道の基本の動きを行う為です。
この前段階で徒手練習で動きを掴めた場合に、弓を扱う前にゴム弓での動作確認を行います。
徒手練習では、実際に弓を引く際に負荷がかかりません。
そのため初心者はゴム弓での練習をすることにより初めてどこに力が入っているのか、形が崩れているのかを体感できます。
これは決して徒手連取では掴めない感覚です。
この練習の後に多くの方が実際に弓を引くことになります。
ですがその前にこのゴム弓での練習で、体の扱い方と姿勢の正しさを学びましょう!
ゴム弓練習を怠ると弓を引く段階になって余計な怪我を負いかねません。
ゴム弓で射癖を直す
実際に矢を放つ際に手の内が疎かになることがあります。
その時に矢を番えた状態を仮想出来るのが「ゴム弓」です。
しかも、弓と矢がない分、ゴム弓での練習はじっくりと確認&修正が出来るメリットも!
勿論、実際に矢を番えて弓を引く、というのも大切です。
なのでゴム弓での確認⇒修正⇒実際に射る
この繰り返しが弓道上達の近道となります。
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