弓道で胴造りは重要な役割を持っています。
弓を引く一連の動作で根幹であり、射の良し悪しを左右する重要なファクターです。
弓道は心技体の心と技は重要視されますが、「体」は軽く見られがちです。
しっかり体を鍛えるためにトレーニングすることは消して悪い事ではありません。
弓は力で引くものではない?
弓道でよく言われることの一つに「力で引かない」と言われています。
しかし、体を動かす運動であることは変わりありません。
正しい射であれば「(必要以上に)力で引かない」だけであり、力は絶対に必要です。
心技体の体は、弓道は他の武道に比べると少し必要な比重が下がるのは確かでしょう。
ただし、不要と言う事は絶対にありません。
体だけを鍛えるのも間違い
だからと言って身体だけを鍛え上げるのも間違いです。
ボディービルダーになりたいのでなければ筋肉のトレーニングばかりに偏るのはお勧めしません。
弓道の胴造りも技を磨くために繰り返し動作を確認することは必須です。
胴造りのトレーニング
弓道で胴造りのトレーニングは主に3つあります。
- 体幹トレーニング
- 筋肉トレーニング
- 実際に射る
体幹トレーニング
胴造りで大切な部分として体幹を鍛える事が挙げられます。
体幹を鍛えることで全体のバランス感覚が養われて、全身に力を行き渡らせやすくなります。
バランスボールなどを使ってお手頃に鍛えられるのもメリットです。
- 姿勢維持を容易に
- 体の軸を整える
筋肉トレーニング
胴造りで意外と軽視されがちなのが筋肉トレーニングです。
弓は力で引くものではないですが、あるに越したことはないのが筋肉です。
弓を何度も引けば疲れも出ますし、型も崩れます。
長い練習に耐える意味でも筋肉トレーニングはやっても損が無いです。
出来るだけ弓道の胴造りに影響するところを鍛えていきましょう。
- 足腰を鍛える スクワット・走り込み
- 腹筋 シットアップ・クランチ
- 背筋 バックエクステンション
実際に射る
実際に射る事に勝るトレーニングはありません。
胴造りにしても、その動きをゆっくり繰り返すことで必要な筋肉に負荷をかけていくことが出来ます。
必要な筋肉が育つことにより、練習でいることが出来る量も増えて弓道の上達にもつながるのです。
デメリットとしては体幹・筋肉トレーニングと違って出来る環境が限定されてしまう事でしょう。
目指す射
目指す射として、不動の胴造りは一つの目標だと思います。
確かにトレーニングを特にしていなさそうな体躯の人でも綺麗に射ることは有ります。
ですが、どっしりと岩のような胴造りから射をする人には安定感を感じます。
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